犬用シャンプーおすすめ10選｜皮膚にやさしい低刺激＆無添加タイプを厳選【獣医師推奨】

愛犬との暮らしの中で欠かせないケアのひとつが「シャンプー」です。

散歩のあとの汚れや体臭、皮膚トラブルの予防など、シャンプーは単に清潔を保つだけでなく、皮膚や被毛の健康を守る大切な習慣です。

しかし、犬の皮膚は人間よりも薄くデリケートで、pH（酸性・アルカリ性のバランス）も異なります。

そのため、人間用シャンプーを使ってしまうと、かえって皮膚トラブルの原因になることも。

だからこそ、犬専用に作られた低刺激・無添加タイプのシャンプーを選ぶことが欠かせません。

犬用シャンプーといっても、オーガニック成分にこだわったもの、薬用で皮膚トラブルをケアするもの、消臭や保湿に優れたもの、リンスインや泡タイプなど使いやすさを重視したものなど種類はさまざま。

どれを選べば良いのか迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、犬用シャンプーの正しい選び方とおすすめ商品10選をご紹介します。

愛犬の体質やライフスタイルに合ったシャンプーを見つけて、清潔で快適な毎日を過ごしましょう。

犬用シャンプーとは？

犬用シャンプーとは、犬の皮膚や被毛に合わせて作られた専用のシャンプーのことです。

一見すると人間用シャンプーと似ていますが、実際には大きな違いがあり、犬の健康を守るためには必ず専用のものを使う必要があります。

犬用シャンプーは、「犬の皮膚バリアを守りながら汚れを落とす」「必要な皮脂を残し、被毛を健やかに保つ」「犬特有の体臭をやわらげる」といった目的で作られています。

中には、皮膚病予防・虫よけ・薬用効果があるものもあり、健康維持に役立ちます。

犬用シャンプーにはいくつかのタイプがあります。

タイプ	特徴
低刺激タイプ	子犬や敏感肌の犬におすすめ
薬用シャンプー	皮膚トラブル（フケ・かゆみ・皮膚炎）に対応
無添加・オーガニックタイプ	成分にこだわりたい飼い主向け
消臭・除菌タイプ	体臭が気になる犬におすすめ
トリートメントインタイプ	毛並みをふんわり仕上げたいときに便利

犬用シャンプーの選び方

犬用シャンプーは種類が豊富で、成分や機能もさまざま。

なんとなく選んでしまうと、愛犬の肌に合わなかったり、思った効果が得られなかったりすることもあります。

ここでは、失敗しない犬用シャンプーの選び方を詳しく解説します。

成分の安全性をチェック

犬用シャンプーを選ぶ際に最も大切なのは、成分が安全かどうかです。

犬はシャンプー後に自分の体を舐めることがあるため、人間用のシャンプーに含まれる成分が原因で体調を崩したり、皮膚トラブルを起こすことがあります。

安心して使えるかどうか、必ず成分表示を確認する習慣をつけましょう。

犬の肌質・毛質に合わせて選ぶ

犬は犬種や年齢、体質によって皮膚の状態や被毛の特徴が大きく異なります。

そのため、犬用シャンプーは「どの子にも同じもの」で良いわけではなく、愛犬の体質に合わせて選ぶことが大切です。

犬の特徴	特徴	選び方
敏感肌・子犬	皮膚が薄く、バリア機能が未発達で刺激に弱い	低刺激・無添加タイプを優先
脂っぽい毛質（皮脂が多い子）	ベタつきやすく、においが出やすい	さっぱり洗えるタイプ
乾燥肌・フケが出やすい子	皮膚がカサつきやすく、フケやかゆみが出やすい	保湿成分入りシャンプー
長毛種（ゴールデン・シーズー・ポメラニアンなど）	毛が絡まりやすく、もつれ・毛玉ができやすい	トリートメントインタイプや毛並みを整えるタイプ
短毛種（柴犬・ダックス・ビーグルなど）	毛は短いが皮脂が多めの子も多い	さっぱりタイプまたは低刺激タイプ

犬のシャンプー選びでは、「皮膚の状態」＋「毛質」をしっかり見極めることがポイントです。

敏感肌の子には低刺激、乾燥肌の子には保湿重視、長毛種には仕上がりを整えるタイプなど、愛犬に合わせた1本を選ぶことで、より快適なシャンプータイムになります。

香りの有無

犬用シャンプーを選ぶ際に意外と重要なのが「香りの有無」です。

人間にとって心地よい香りでも、嗅覚が鋭い犬にとっては強すぎる刺激になり、ストレスや体調不良の原因になることがあります。

そこで、香り付きか無香料かを選ぶときのポイントを整理しましょう。

タイプ	特徴
無香料タイプ	香料を一切使用せず、成分そのものの自然な香りのみ。
天然由来の香り付きタイプ	ラベンダー、カモミール、ハーブ系など、天然精油を配合して香りづけ。
強い人工香料入りは避ける	フローラル系やフルーツ系の人工香料は、犬にとっては強すぎる場合が多いです。

泡立ち・すすぎやすさ

犬用シャンプーを選ぶときに意外と見落とされがちなのが、泡立ちやすすぎやすさです。

シャンプーは「汚れを落とす力」と「皮膚への負担」のバランスが大切で、泡の性質によって仕上がりや皮膚トラブルのリスクが大きく変わります。

使いやすさ・コスパ

犬用シャンプーは、毎回のシャンプーをどれだけ楽に、快適にできるかという「使いやすさ」も重要なポイントです。

また、定期的に使うものだからこそ、価格と内容量のバランス（コスパ）も考えて選ぶ必要があります。

犬用シャンプーおすすめ10選

犬用シャンプーは種類が豊富で、成分や仕上がり、香り、機能性などが商品によって大きく異なります。

低刺激のオーガニックタイプから、皮膚トラブルに対応する薬用タイプ、リンスインや泡タイプなどの使いやすさを重視したものまで幅広く展開されています。

「どれを選べばいいのか分からない…」という飼い主さんも多いですが、愛犬の肌質や毛質、生活スタイルに合ったものを選ぶことが何より大切です。

ここからは、獣医師監修の商品や人気ブランドのシャンプーを中心に厳選した10アイテムをご紹介します。

愛犬にぴったりのシャンプー選びの参考にしてみてください。

PAL&I 犬用シャンプー

PAL&I（パルアイ）の犬用シャンプーは、天然由来成分を贅沢に配合した低刺激タイプで、愛犬の皮膚や被毛にやさしい設計が特徴です。

化粧品企画で開発されており、人間の髪の約半分しか厚みがない犬の被毛に合わせ、肌をいたわりながらふわふわに仕上げることができます。

シャンプーの主成分には、セージ葉エキス・ローズマリー葉エキス・カモミール・アルニカ花エキス・ラベンダー油・オレンジ果皮油など、数多くのハーブや植物由来成分を配合。

保湿・抗炎症作用が期待でき、敏感肌や乾燥しやすい犬にも安心です。

さらに、日本国内で企画から製造まで徹底的な品質管理を行っており、全成分を明記する透明性も安心ポイント。

人工的な強い香料は使わず、ハーブや精油由来のナチュラルな香りでリラックス効果も期待できます。

内容量は300mlと自宅ケアにちょうど良いサイズ。

ふんわり仕上がるので、長毛種の犬や毛並みを美しく保ちたい飼い主さんにもおすすめです。

THE MATE TOKYO

THE MATE TOKYOの犬用シャンプーは、獣医師・トリマー監修のもと開発された無添加処方の泡シャンプーです。

ワンプッシュで泡が出るポンプタイプなので、片手で簡単に扱うことができ、シャンプーを苦手とする犬でも飼い主の負担を減らして快適に洗えます。

特徴的なのは、人間の赤ちゃん用にも使われるアミノ酸系のやさしい洗浄成分を採用している点。

デリケートな犬の皮膚を守りつつ、余分な皮脂や汚れをきめ細かな泡でしっかり洗い流します。

さらに、酒粕エキスやトウミツなどの天然由来成分が肌のバリア機能をサポートし、被毛をふんわりなめらかに整えてくれます。

香りには合成香料を一切使わず、天然オレンジ精油のみを配合。

嗅覚の鋭い犬にも負担が少なく、ドッグセラピーにも使われるやさしい香りでリラックス効果が期待できます。

内容量は460mlの大容量で、毎日のお手入れや散歩後の部分洗いにも惜しみなく使える高コスパ設計。

国内ISO認証工場で製造されており、品質管理や環境への配慮（バイオマスPETボトル使用）も徹底しています。

MY FAMILY ペット用シャンプー

「犬の推し泡」は、獣医師監修のもと国内製造された低刺激・無添加タイプのオーガニックシャンプーです。

敏感肌の犬や猫にも安心して使えるよう、徹底的に安全性にこだわった設計になっています。

洗浄成分にはアミノ酸系洗浄成分を採用しており、泡立ちが良くマイルドな洗浄力で、皮膚の乾燥やかゆみを防ぎながらやさしく洗い上げます。

6つの無添加（シリコン・パラベン・サルフェート・合成着色料・合成香料・アルコール不使用）を徹底し、毎日のシャンプーにも安心です。

さらに、柿タンニン配合で高い消臭力と抗菌作用を実現。

においが気になる子や、室内飼いで衛生を気にする飼い主さんに特におすすめです。

ローズマリー葉・セージ葉・タチジャコウソウ花などの植物エキスも豊富に含まれており、被毛と皮膚を健やかに保ちます。

香りは天然ラベンダーを使用。

不安やストレスをやわらげるリラックス効果が期待でき、シャンプーを嫌がる子にも使いやすい設計です。

加えて、天然由来成分による防虫効果（ノミ・ダニ・蚊対策）も備えており、皮膚病リスクの軽減にもつながります。

仕上がりはふわふわ＆しっとり。高級サロン帰りのようなツヤと柔らかな毛並みを自宅で実感できるシャンプーです。

HUGG ペット用 炭酸入浴シャンプー

HUGGの炭酸入浴シャンプーは、「浸かるだけ」で洗浄と保湿ができるユニークな入浴剤タイプのシャンプーです。

お風呂に入れるだけで炭酸マイクロバブルが発生し、毛穴の奥に詰まった汚れやニオイをやさしく浮かせて落としてくれます。

シャワーやゴシゴシ洗いが苦手な犬・猫にも使いやすいのが魅力です。

シャンプー成分には植物由来のエキスやオイルを配合し、洗浄と同時にしっかり保湿。

まるでリンスインシャンプーを使ったように、被毛をふんわり仕上げてくれます。

さらに、ニームリーフ配合でノミ・ダニを寄せつけにくくする効果も期待できるので、屋外で過ごすことが多い子にも安心です。

添加物に関しては徹底的に排除しており、石油系界面活性剤・アルコール・合成香料・パラベン・鉱物油・紫外線吸着剤・動物性原料など8種類の添加物は不使用。

無添加・無香料で低刺激なため、敏感肌や皮膚の弱い子にも安心して使えます。

日本食品分析センターによる刺激テストもクリア済みで、安全性が保証されています。

内容量は400gで、家庭のお風呂に適量を溶かして使用するタイプ。

シャンプーの手間を大幅に省きつつ、炭酸の力で汚れもニオイもスッキリ落とせる新感覚のシャンプーです。

ライオン ペットキレイ

ライオンの「ペットキレイ リンスインシャンプー」は、毎日でも使えるやさしい低刺激処方が特徴の犬用シャンプーです。

リンスインタイプなので、シャンプーとトリートメントを同時に行え、仕上がりはふんわりさらさら。

シャンプーの時間を短縮できるため、忙しい飼い主さんやシャンプー嫌いの犬にも便利です。

内容量は550mlのポンプ式で、大型犬でも十分に使えるたっぷりサイズ。

ポンプタイプは片手で扱いやすく、シャンプー中でもスムーズに泡を追加できるため、実用性も高いです。

低刺激で肌にやさしい処方なので、日常の汚れ落としや体臭ケアに適しており、「シャンプーはなるべく簡単に済ませたい」「頻繁に洗いたいけれど皮膚への負担は避けたい」という飼い主さんにおすすめ。日本製で安心感もあります。

ペトラボ ペット用シャンプー

PETLABのペット用オーガニックシャンプーは、動物看護士とトリミングサロンの共同開発によって生まれた安心品質のシャンプーです。

犬猫兼用で使えるため、多頭飼いの家庭にも便利。徹底した安全性と皮膚被毛ケアを両立させています。

最大の特徴は、ワンちゃんが嫌がる成分を徹底的に排除した10種の無添加処方。

シリコン、石油系洗浄剤、鉱物油、合成香料、着色料などは一切使用せず、敏感肌や皮膚が弱い子にも安心です。

さらに、皮膚トラブル予防に役立つ5つのオーガニック成分（アロエベラ液汁、カミツレ葉エキス、トウセンカ花エキスなど）を配合。

汚れを落とすだけでなく、皮膚と被毛を健やかに保ち、リンスイン仕様で仕上がりはしっとりサラサラに整えます。

消臭効果にもこだわっており、カキタンニンを配合することで強力な消臭・抗菌作用を実現。

厚生労働省が指定する病原菌の不活性化や、ノミ忌避効果も期待できます。

さらにチャ葉エキスが雑菌の繁殖を抑え、においの発生を防いでくれます。

A.P.D.C. ティーツリーシャンプー

A.P.D.C.のティーツリーシャンプーは、植物由来成分を贅沢に配合したナチュラル志向の犬用シャンプーです。

オーストラリア産の高品質ティーツリーオイルをはじめとする6種類の植物成分をブレンドし、爽やかな香りと優れた清浄効果を実現しています。

皮脂や汚れをしっかり落としつつ、天然アロエベラや植物性ヒアルロン酸、紅藻エキスが皮膚にうるおいを与え、フケや乾燥を防ぎながら健やかな皮膚環境を保つのが特徴。

被毛はふんわりと柔らかく、ツヤ感のある仕上がりになります。泡切れ・水切れも良いため、すすぎが簡単で時短ケアにも最適です。

香りはティーツリーをベースにしたナチュラルなハーブの香りで、人工的な強い香料とは違い、爽やかでリラックスできる心地よさを楽しめます。

さらに環境への配慮も徹底しており、100％リサイクルペットボトルやストーンラベル（大理石廃材を活用）を採用。

犬だけでなく地球にもやさしい製品づくりが行われています。

フジタ製薬 酢酸クロルヘキシジンシャンプー

フジタ製薬の薬用シャンプーは、皮膚トラブルに悩む犬や猫のために開発された薬用タイプのシャンプーです。

主成分として酢酸クロルヘキシジンを配合しており、皮膚や被毛を洗浄しながら殺菌・消臭効果を発揮。

細菌による皮膚炎やフケ、体臭の改善をサポートします。

薬用タイプでありながら、犬・猫の両方に使用可能。

皮膚病治療や予防の補助として、獣医師から推奨されるケースも多い信頼性の高いシャンプーです。

内容量は250gとやや少なめですが、デリケートな皮膚の子に少量ずつ適切に使うのに適したサイズ感。

日本製で品質管理も徹底されているため、安心して利用できます。

コ・ペット フレグランスシャンプー

コ・ペットのフレグランスシャンプーは、トリートメント成分を配合したオールインワンタイプで、短時間で手軽に洗えるのが魅力です。

低刺激で泡切れの良い処方を採用しているため、すすぎ時間を短縮でき、シャンプーが苦手な犬や猫にも安心して使えます。

ボタニカルエッセンスを配合し、皮膚と被毛にやさしく働きかけ、しっとりとうるおいを与えながら健やかな毛並みへ導きます。

さらに、セラミド配合で皮膚のバリア機能をサポートし、敏感肌や子犬・子猫からシニアまで幅広く使える点も安心ポイントです。

香りはフルーティフローラル。華やかで心地よい香りがふんわり続くため、仕上がりの美しさだけでなく、飼い主にとっても満足度の高いシャンプーです。

ICHIBI 犬用シャンプー

ICHIBIの犬用シャンプーは、獣医師推薦の低刺激・無添加処方で、敏感肌やアレルギー体質の犬にも安心して使えるオーガニックシャンプーです。

100％植物性の洗浄成分を採用し、犬の皮膚にやさしく、必要な皮脂を残しながら汚れを落とします。

さらに、5種類のオーガニック成分（クマザサ葉・ビルベリー葉・カニナバラ果実・セージ葉・ソメイヨシノ葉エキス）を配合。

保湿効果が高く、リンス不要でもしっとり仕上がるのが特徴です。

毛並みをなめらかに整え、毛質改善にも役立ちます。

香りはプルメリアの華やかな香りで、自然でやさしいフレグランス。

強い人工香料ではなく、リラックス感のある仕上がりなので、犬にも飼い主にも快適です。

内容量は240mlとやや小さめですが、品質を重視したい方や小型犬の飼い主さんに適しています。

特にトイプードルや毛質を重視する犬種のケアに人気です。

まとめ｜愛犬に合ったシャンプーで清潔＆快適な毎日を

犬用シャンプーは、ただ汚れを落とすだけでなく、皮膚や被毛の健康を守り、愛犬の生活をより快適にするための大切なアイテムです。

人間と犬では皮膚の構造やpHが異なるため、必ず犬専用のシャンプーを選ぶことが基本です。

今回ご紹介した10種類のシャンプーも、それぞれに特徴があります。

オーガニックにこだわったもの、薬用で皮膚トラブルをケアするもの、香りや仕上がりを楽しめるもの、時短や使いやすさを重視したものなど、幅広い選択肢からライフスタイルや愛犬の体質に合わせて選べるはずです。

シャンプーは清潔を保つだけでなく、飼い主と愛犬の大切なコミュニケーションの時間でもあります。

安心できるシャンプーを取り入れて、愛犬との毎日をもっと健やかで心地よいものにしてあげましょう。